2005年01月29日

「またたび」(伊藤比呂美著)


またたび
伊藤 比呂美

なにたべた? 手・足・肉・体―Hiromi 1955 居場所がない! あかるく拒食ゲンキに過食 万事OK

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10年ほど前に伊藤比呂美の詩を読み、衝撃を受けたことを思い出しつつ、本書、食に関するエッセイを読んでみました。エッセイは「良いおっぱい悪いおっぱい」以来かな。
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日本とカリフォルニアを回遊しつつ、ことばも文化も食べ物もちがう家族たちにくる日もくる日もごはんを作る。おいしいものを求めて、がむしゃらな主婦で詩人の奮闘ぶりを綴った痛快な食のエッセイ。
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ということなのですが、この人の感覚、すべて共感できるというわけではないんだけど、なんだか好きです。いわゆるグルメで「おいしいものを食べたい」というヤツではないんです。本能としての食とは何か?とか、日本人の遺伝子が入っているということは?などについて、鋭い感性で書かれています。イギリス人のご主人のハーブ、スパイスへのこだわりも興味深かったです。
「なんでも醤油があればおいしく食べられる」というようなことが書いてあって、海外に住んでいて日本に対する郷愁からではないの?と最初は思ったのですが、日本人の血というのはそれほど深いものかも、という気になってきました。そういえばほとんど毎日料理に使ってるし。
ともかく、この人の感性は独特でおもしろい。全然かっこつけたり嘘ついたりしてない文章です。
垣間見える生活やお子さんの様子もまた興味深いです。
posted by かばここ at 20:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 本(おすすめ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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