2005年06月18日

「〈老い〉の現在進行形」(吉本隆明・三好春樹著)

「老い」の現在進行形―介護の職人、吉本隆明に会いにいく
吉本 隆明 三好 春樹
4393331893


老人介護の専門家である三好春樹氏と、病気と老化により歩行困難になった吉本隆明氏の対談。
昨年一緒に旅行した友人はケアマネージャの資格を持って施設で働いていたので、その話はとても興味深かった。介護の現場では、理想主義的に語れないような様々な問題があるんだなぁと思った。「どうすべきだ」というのではなく、現場ではこうなっていて、こうするとうまくいった、みたいな話の方が聞きたい感じだ。

この対談では、三好氏のそうした発言に感銘を受けた。例えばこんな話。
・介護現場では、茶髪にピアスというような男の子が、意外と老人と合う
・立ち上がりの補助として手すりをつけるときは、立ち上がる動作を考えると、下にないとだめ
・人権意識が高い専門家は介護に向いてなかったりする
・反権力な人が小さな権力を持つと、すごく管理的になる
・結局、看護する側は、その人の〈地〉を出してで関わるのがいい

吉本氏が感じる老化というものにはまだ実感が湧かずよく分からないが、率直に語る様子がとても正直だと感じた。
posted by かばここ at 13:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 本(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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