2005年06月18日

「〈老い〉の現在進行形」(吉本隆明・三好春樹著)

「老い」の現在進行形―介護の職人、吉本隆明に会いにいく
吉本 隆明 三好 春樹
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老人介護の専門家である三好春樹氏と、病気と老化により歩行困難になった吉本隆明氏の対談。
昨年一緒に旅行した友人はケアマネージャの資格を持って施設で働いていたので、その話はとても興味深かった。介護の現場では、理想主義的に語れないような様々な問題があるんだなぁと思った。「どうすべきだ」というのではなく、現場ではこうなっていて、こうするとうまくいった、みたいな話の方が聞きたい感じだ。

この対談では、三好氏のそうした発言に感銘を受けた。例えばこんな話。
・介護現場では、茶髪にピアスというような男の子が、意外と老人と合う
・立ち上がりの補助として手すりをつけるときは、立ち上がる動作を考えると、下にないとだめ
・人権意識が高い専門家は介護に向いてなかったりする
・反権力な人が小さな権力を持つと、すごく管理的になる
・結局、看護する側は、その人の〈地〉を出してで関わるのがいい

吉本氏が感じる老化というものにはまだ実感が湧かずよく分からないが、率直に語る様子がとても正直だと感じた。
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2005年06月07日

「だから女は大変だ」(オバタカズユキ著)

だから女は大変だ
オバタ カズユキ
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20代後半から30過ぎの普通の女の人15人へのインタビューをまとめたもの。
「個性的な私になりたい」「やりたいことがわからない」「結婚で自由をなくしたくない」など、20代後半の女性が考えていることが集められていて面白い。でも1992年頃のインタビューなので、その時代性が反映されていて、そんな雰囲気あったなぁと懐かしいような恥ずかしい感じもしてくる。
オバタカズユキ氏のインタビューのスタンスや考え方にも共感できる。そうそう、実家は出ないとダメだよ、仕事の問題でジタバタするのも必要だよね、とうなずいたりしてしまう。

20代半ばからの女の人生は大変だ!と私も思っていた。会社は男社会で大変だし、結婚のプレッシャーや出産のリミットもある。男はそういう制約が少なくていいなと。
実際私の友人もさまざまな仕事、暮らしをしている。転職したり、学校に通ったり、海外へ行ったり、離婚したり、シングルマザーになったり。波瀾万丈な人も多い。同じ学生生活を送っていた頃、会社に同期で入った頃には思いもしなかったことだ。辛かったこともそれはそれでいい経験になったかもしれないし、人生って意外とおもしろいかも、です。
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2005年05月29日

「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」

4334032915さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学
山田 真哉

経営の大局をつかむ会計 健全な”ドンブリ勘定”のすすめ <女子大生会計士の事件簿>世界一感動する会計の本です[簿記・経理入門] <女子大生会計士の事件簿>世界一やさしい会計の本です これだけは知っておきたい個人情報保護 女子大生会計士の事件簿 (DX.2)

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タイトルに惹かれて買ってしまった。
確かに内容は面白く、分かりやすかった。
でも。元々こういう「このお店はどうやって儲けを出しているか」ということに興味があるタチの私ななので、あまり驚くようなことは書いてなかった。さおだけ屋の話はいい話だけど。
数字によるトリックにも、あまりだまされないしなぁ(だから宝くじも買わない)。数字見るの大好きだし、自分の進路、間違えちゃったかな。
それにしても、この本のタイトル、うまい。内容のまとめ方にも拍手って感じ。本屋で気になってた「女子大生会計士の事件簿」もこの人の本だったと知り、納得。これ、タイトルだけで売れちゃうよ。うまいなぁ。
でもこの人の書いた会計の本なら面白いんじゃないかと思うので、また読んでみよう。
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2005年05月23日

「コッコロから」(佐野洋子著)

コッコロから
佐野 洋子
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佐野洋子さんの恋愛小説、初めて読んだ。絵本、エッセイだけじゃなかったのね。
主人公の亜子ちゃんに共感しつつ一気に読んでしまった。
容姿にコンプレックスを持ち「恋愛なんて私にゃ無縁だわ」と傍観者でいた、亜子ちゃんのような日々を思い出す。家族に愛され、すくすく育ち、まっすぐなココロを持っている彼女とは、もちろんその後の展開が違うのだが。
それにしても、亜子ちゃんったらかわいい女の子だ。女の人はみんな好きになっちゃうんじゃないかな。おじさんたちにもかわいがられそう。同年代の男には「この可愛さを分かるのか?」と思うが、この小説みたいにちゃんとモテるといいなぁ。でもやっぱりこれは女の人が書いた小説だからその辺ちょっと疑問を抱いたりしてしまう。
亜子ちゃんと孔一くんの家族の会話もよかった。こういうおばさんになりたいな。孔一くんの母すず子さんは、佐野洋子さんっぽいと思った。
ともかく、かわいい恋愛小説でした。
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2005年05月01日

「株本」


サンプラザ中野と松本大の株本(かぶぼん)
サンプラザ中野 松本 大

こうすれば日本はよくなる! 外為投資道場 10億円を捨てた男の仕事術 マネックス証券松本大が語るeに挑む 痩せ方上手―サンプラザ中野の簡単“健幸”マニュアル

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マネックス証券松本大氏の考え方が好きだ。常に世の中をよくするためにはこうすればいいんじゃないか、というようなことを考えている人だと思う。その発想はおもしろく、視野も広い。
そして、昔すきだったサンプラザ中野。サンプ人形だって持ってるのだ。えへん(もちろん自慢できるようなことではない)。右側はほーじん先生です。

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てなわけで、株本を読んでみた。株歴4年半の私。内容は全然難しくなかった。でもこういう本は読みやすくていいですね。あっという間に読めちゃう。
章ごとに講師となる専門家が登場するが、太田忠氏の解説がおもしろかった。今度別の著書も読んでみようと思う。
サンプは、この本によると、人のウワサに惑わされて株を買い、損をしているようだ。マネックスメールの連載を読んでてもそんな感じだし。だめじゃーん、と思うが、タレントとしてはその方が面白いし、ネタになるからかな。そう思うとけっこう大変?
ともあれ、松本大氏の愛あるお話も読めてよかった。
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2005年04月11日

「ジュンパ・ラギ」(高沢栄子著)

ジュンパ・ラギ また会いましょう



海外青年協力隊としてマレーシアの小さな村で2年間暮らした体験記。1991年に出版された本。
高校の頃海外青年協力隊に憧れていたというのと、インドネシアが気に入って3回行った(マレーシアと言葉が同じものが多い)というのがあって読んでみた。
文章は読みやすいし、著者は好奇心旺盛で面白い体験談が豊富で、さくっと読めてしまった。
それほど驚くような話というわけではないが、心温まるエピソードがたくさん。
しかし、西原理恵子の鳥頭紀行をたっぷり読んでしまった今となっては、インパクトと感動が薄かった(この著者のせいではありません、すみません)。サイバラの描くアジアが強烈過ぎなのがいけないんですね、きっと。このテの本、もうふつうに読めないかも。ま、いいか。
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2005年04月10日

「時間の節約生活」(あらかわ菜美著)

聡明な女性の時間の節約生活―1日が24時間プラス2時間に変わる!
あらかわ 菜美



いつも時間が足りないと思っている私。働いているときは仕事があるから忙しいと思ってたけど、仕事を休んでみても、相変わらず時間が足りない。1日50時間くらい欲しいと言ってた人がいるが、全く同感。そんなわけで、こんな本を買ってみた。
時間を有効に使う方法、アイディアがたくさん載っていたが、すでに実行していることもあったし、直接私の時間の使い方に影響を与えてくれそうなことは書かれてなかった。むしろ、別のやり方で他にも工夫しているつもり。
ムダな時間が多いのは分かってるんです。ネットやったりする時間とか。でもなかなか減らせないのです。興味が湧いたことは調べまくらないと気がすまないし。次から次へと興味のあることはでてくるし。
まぁけっこう楽しく暮らしているからいいか(いいのか?)。
根本的な考え方が変わらないと、こういう本を読んでも意味がないなと思った。これからは、むやみにこのような本に手を出すのはやめよう。
ところで、10年ほど前大阪にいたとき、近所で評判の人に手相をみてもらったことがある。そのとき「一生忙しい忙しいと言って暮らす」と言われた。当たってるかも。今さらじたばたしてもしょうがないのかな。
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2005年04月07日

よしもとばなな


よしもとばななドットコム見参!―yoshimotobanana.com
よしもと ばなな

子供ができました―yoshimotobanana.com〈3〉 こんにちわ!赤ちゃん―yoshimotobanana.com〈4〉 赤ちゃんのいる日々―yoshimotobanana.com5 日々の考え 王国 その2 痛み、失われたものの影、そして魔法

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yoshimotobanana.comで2000年から公開している日記とQ&Aをまとめた本を2冊読んだ。このシリーズはすでに5冊ほど文庫になっているようだ。
特にファンというわけでもないが、何となく気になり、読んでみた。
内容というか、人と会う回数と外食(それもおいしそうなものばかり)の多さに、まずびっくりする。こんなに食べて飲んで忙しくしていても、人は大丈夫なものなのね。もしかして、一人でいるのが嫌いなのか?
小説を書く時間はどこにあるのかと思う。実際には徹夜しているみたいだけど、タフな人は違うなぁ。犬、猫、カメも飼ってるし。
それに、これだけ長文の日記も書くの大変だろうと思う(ブログを始めてから特にそう思えるかも)。読んでも、あまり役に立つことや共感することは少ないのだが、不思議と日記の続きを読みたくなる。何を求めてるんだ、私は? 子どもが生まれてからの日記も気になるなぁ。たぶん読んじゃうと思われます。
店を褒めたりけなしたりが激しくて、「店にうるさい、弱い。前世はお店だったかも。」というような文章に妙に納得してしまった。きっとそうなんでしょう。
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2005年04月05日

「パーク・ライフ」(吉田修一著)


パーク・ライフ
吉田 修一

パレード 熱帯魚 最後の息子 聖水 春、バーニーズで

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2002年芥川賞作品。図書館に行って何となく借りてみた。
「パーク・ライフ」は日比谷公園を中心に繰り広げられるお話。主人公の男性がなかなか素敵。
男性同士の付き合いや、地下鉄で知り合った女性との距離感が新鮮な感じ。
日比谷公園に行ったことが無く、ちゃんとしたイメージを描けないのが残念。でも都会ならではの話ですね。宇田川夫妻のんこと、ひかるとの関係、公園の女性との今後など、すべて曖昧で終わっているのだが、どうなるんんだろう?
収録されていた「flowers」も面白かった。こっちの話の方が入り込めたので、どんどん読んでいけた。男にしか書けないような小説だと思った。
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2005年02月14日

「喫茶店で2時間もたない男とはつきあうな!」


喫茶店で2時間もたない男とはつきあうな!
斎藤 孝 倉田 真由美

くらたま&ヨーコの恋愛道場~教えて!10人の達人たち~ くらたま切り捨て御免! うさたまの暗夜行路対談 うさたま見聞録 うさたま恋のER緊急救命室

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おもしろいかと思って読んでみたが、当たり前のこと、思いつきで話したことしか書かれてなくってつまらなかったです。恋愛の指南本ってこんなものなのかなぁ。ていうか、私なんかこういう本を読む読者の対象に入ってないのかもしれない。
手を出した私が間違ってましたという感じ。ごめんなさい。それでもいちおう最後まで読んでしまう私は貧乏性...。
タイトルがうまかったんだな、きっと。
ただ、齋藤孝氏の「偏愛マップを作って交換するのは、強力なコミュニケーションの手段である」というのは、なるほどと思いました。
偏愛マップとは、1枚の紙に自分が偏愛しているものを書き出していったものです。好きなものを見ればその人の趣味や考え方が分かるし、同じもの(特にマイナーなもの)が載っていれば話も弾むってもんです。こうやって駄文を書き連ねているブログも、言ってみれば私の偏愛マップみたいなものかもしれません。こうやって個々人が好き勝手に「好きなもの」を発信し合ってるネットの世界ってすごいなぁ、なんて改めて思ったりして。
posted by かばここ at 16:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 本(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月22日

「はじめてのウェブログ」


はじめてのウェブログ (Weblog入門編)
山本 尚子


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ブログ初心者として、もうちょっと知識が必要?と思い、図書館で「ウェブログ」を検索して予約し、借りてみた。すでに借りている人がいたが、3日ほどで順番がまわってきた。
結論としては、ブログを始めてしまった今となっては、あまり役に立たなかった。
主なブログの登録方法、設定方法、記事の投稿方法などの各操作が画面付きで紹介されていて、パソコン初心者には良いかもしれない。他のブログの設定画面などが見れて、「なるほど、ライブドア使いやすそう」とかが分かるので、どのブログを使おうか迷っている人にとっても良いかもしれない。
それにしても、「はじめての...」シリーズとは、こんなに全画面載せて説明するものなのだろうか。これが必要な人にとっては、設定画面が変わってしまったりすると、役に立たないのでは? とも思われる。
Seesaaはシンプル設計であることが分かった。いろいろな制限(〜してはいけない、画像は1つの記事に1つだけ、など)がないところが気に入っている。初心者向けの親切な説明がないのも、すがすがしい(?)。
ということで、ブログ選択は間違っていなかったということを確認した次第です。

ちなみに、浜松市立図書館はとても便利です。ウェブで本の検索、予約が可能で、どの図書館で受け取るかも指定できます。また、予約者が多い場合は順番待ちなわけですが、順番がくると「本が用意できました」とメールが届きます。最近は駅前で受け取ってます。平日も夜8時まで、土日も開いてます。図書館に置いていない本もありますが、メジャーな本はたいてい揃っています。ときどきは自分で買えばいいですし。本のリクエストもウェブでできるようになれば完璧かな。
去年借りた本の総額を計算してみると、67,838円でした。住民税の分、十分元をとってます(ケチですみません)。いつもどうもありがとうございます。
posted by かばここ at 22:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 本(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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